ねりなりねるな

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【なんで全部言った】Miss ライアー

U-NEXTを徘徊しているとよく見かける「Miss ライアー」を視聴しました。

以下作品情報とネタバレと文句を含む感想です。

 

Miss ライアー/THE EYES (2017)

監督:ロビー・ブライアン

ジャンル:サスペンス

あらすじ:地下の一室、男女6人が机に囲まれて監禁されていた。それぞれは全員他人同士で弁護士にカウボーイ、大学教授に牧場主など共通点はない。混乱する中、「この中で生き残る一人を投票で決めろ」と命令される。

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感想:全部先に言われてた

どうして原題のままじゃなかったんでしょうか。

この映画は、一番善良で勇敢な弁護士が、実は一番ワルだったというのがわかるのが物語のミソでありおもしろどころなのですが、それをがっつり題名と煽りに書いてしまっているという、見る前に全部言っちゃってた系のヤツでした。

 

なんで?

 

題名:Miss ライアー

ポスター煽り:悪女の嘘が、暴発する

U-NEYT:女弁護士が完全悪女へ変貌

 

マジで危なかった。ウマ娘しながら見てて良かった。全集中しながら見てたら何を思ったかわからない。

 

オチは割と意外性あると思うんですけど、そこまでに完全に冷めちゃってたのでオチすらも「あ、そっか…」って感じでした。悲。

 

主演のメーガン・ウェスが可愛くて、見始めたのも彼女に惹かれたからだったので彼女の色んな表情や演技が見られたのは良かったです。

特に最初の弁護士モードの時と最後の悪女モードの時の変化はとても好きでした。

 

こういう密室監禁系は好きなので知らなかったらもっと楽しめたかもと思いました。

 

おわり

【ロマンスを全身に浴びる】ローマの休日

とにかく名作映画を見たくて「ローマの休日」を視聴しました。

以下、作品情報とただ爆発してるだけの感想です。

 

ローマの休日/Roman Holiday (1953)

監督:ウィリアム・ワイラー

ジャンル:ロマンス/ラブコメ

あらすじ:ローマを訪問した王女アンは城を抜け出した先で事前に打たれていた睡眠薬が効き朦朧としてしまう。それを見つけた新聞記者の男ジョーは、アンの正体が王女だとは知らず家に泊める。

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感想:良すぎる〜〜〜!!!!!!!!!

終始にやけてた。めちゃくちゃ良かったです。

 

・主人公二人

アン王女もといオードリー・ヘプバーンが可愛すぎる。アップのシーンでマネキンかと思ったら人間だった。びっくりした。

ジョーもといグレゴリー・ペックもめちゃくちゃカッコいい。この時代の色男という感じがする。

アン王女の、世間を知らない感じと、王族を感じさせる立ち振る舞いのギャップが良かった。

ジョーも借金ばかりで打算的なろくでもない男なんだけど、やるときはやる男で好き。

はなから結ばれるような身分の二人ではなくて、本当に一日限りの恋愛という感じがとても良かった。

 

・最初のジョーのアンに対する扱い

アンのことを王女だと知らなかったときのジョー、めちゃくちゃ乱暴に扱ってて好きすぎる。

というか王女じゃなくても女性をベッドから長椅子に吹っ飛ばすか?ジョー、マジで普段からろくな男じゃなさそうで良い。

 

・アーヴィングとジョー

アンに王女に似てるということを言いかけると毎回ジョーに邪魔されるアーヴィング。

飲み物かけられたり転ばされたり散々だけどあそこのコメディチックなやりとりが好き。

最後上司とのやりとりでも同じことされるの笑う。

真実を知ってるのが二人だけではなくてこのアーヴィングを含めた三人なのがまた良かった。

 

【以下好きなイチャイチャシーン】

 

・真実の口

マジでニヤァ…ってオタクスマイルした。

この時の二人が一番可愛い。そりゃ色んな作品でオマージュされるよね。

 

・バイク二人乗り

ポスターにもなってるとこ。かわえ…かわえ…;;

 

・ダンスパーティー

こっそり写真を撮るときに二人が連携してフラッシュを誤魔化すところが好き。

アン王女が普通に戦闘に参加してるし、海に落ちた人に律儀に浮き輪投げてるの好き。

ンワ〜〜〜ってなったのは川に上がった後のキスシーンで、海外の映画って一回したら何回もするイメージなんだけど、一回きりで終わってるのがマジでアワ〜〜〜〜〜〜〜(絶命)

 

・おわりに

可愛い面白い良い、何回でも見返したくなる映画だった。

白黒なのも感じさせないくらい色褪せないフレッシュな演技と映像で、今でも尚愛されている名作の良さを全身に浴びて満足した。

 

おわり

【アクションコメディ】シャーロック・ホームズ一作目&二作目

気軽に観られる映画が見たくて「シャーロック・ホームズ」と「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」を視聴しました。

以下作品情報と感想です。ネタバレは特にありません。

 

 

シャーロック・ホームズ/Sherlock Holmes (2009)

監督:ガイ・リッチー

ジャンル:アクション/コメディ

あらすじ:凶悪犯罪者のブラックウッド卿は、死刑になっても棺桶から生き返り、その他にも数々の魔術のような力を使う。ホームズとワトソンの二人が彼と率いる組織を追う。

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感想:つまらなくないけど特別面白くはなかった

ホームズ関係の作品はイメージのみできちんと見たことがなかったので、この作品が初ホームズでした。

思ってたよりもホームズが戦える男で、イメトレ通りに大男を倒す最初のシーンはびっくりしました。

ワトソンも助手というより悪友のような感じで、文句を言いながらも協力するところが良かったです。

ギャグもクスッと来るところが多くて、二人のキャラクターはとても好きでした。

物語の面白さは普通だったかも。ミステリーというよりはアクションコメディという感じでそこは好きだったのですが、単純にメインの敵のブラッドウッド卿にあまり魅力を感じなかったのがあれでした。好みの問題だと思います。

最後にはモリアーティ の登場を示唆されているのが凄く気になってまんまと続編も見ました。

 

 

シャーロック・ホームズ シャドウゲーム/Sherlock Holmes A Game of Shadows (2011)

監督:ガイ・リッチー

ジャンル:アクション/コメディ

あらすじ:ヨーロッパ各地で連続爆破事件が発生する。ホームズはその黒幕が"犯罪界のナポレオン"モリアーティ教授だと推理していた。

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感想:めちゃくちゃ面白かった

めちゃくちゃ面白かった。前作よりも好きでした。

前作は自称魔術使いのペテンを暴くというストーリーでしたが、今作は有名な悪役であり大物であるモリアーティ との裏をかきあうバトルで、舞台も各地でスケールが大きかったので見ていてワクワクしました。

ホームズとワトソンがどういうキャラで掛け合いをするかというのを知っているため理解より面白さがスッと入ってきたのもあるかもしれないです。

今回もミステリーというよりは、演出的な読み合いやさまざまな場所でのアクションシーン、コメディ部分が面白い映画だったように思います。

特に軽快な音楽に乗せてのコサック使いとのアクションシーンはテンポが良くてすごく好きでした。

 

続編を調べたら2021年に3作目が出るみたいなので今からとても楽しみです。

 

おわり

【絶望フルスロットル】ダンサー・イン・ザ・ダーク

前に一度途中で見るのを断念した「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を最後まで視聴しました。

以下、作品情報とがっつりネタバレ含む感想です。

 

ダンサー・イン・ザ・ダーク/Dancer in the Dark (2000)

監督:ラース・フォン・トリアー

ジャンル:ミュージカル/ドラマ

あらすじ:工場で働くセルマは女手一つで一人息子のジーンを育てていた。そんな彼女は遺伝性の目の病気を患っており、いずれ同じように視力を失ってしまうジーンの為にお金を貯めていたのだった。

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感想:「面白かった」とは言えない

つまらなかったというわけではなく、ただ視聴後すごく重い気分になる映画でした。

正直、見て後悔してないともきっぱり言えないので人に薦める映画ではないなと思いました。

良い作品だとは思います。

 

・とにかく救いがない

この映画はミストやセブンのようにオチで落とすということはなく、絶望からスタートして、更なる絶望に向かい、絶望で終わるというあまりに救いのない物語でした。

それを"良い"と楽しめる感性もなかったので、とにかく合わなかったという言葉に尽きるのですがひたすらに全部見るのが辛かったです。

一度、ビルがセルマの長年貯めてきた金の隠し場所を知るシーンで、後の展開を想像してしんどくなって見るのをやめてしまいました。続きを見たのは映画を6本挟んだあとです。

セルマの友人がめちゃくちゃ良い人で、そこだけが本当にこの映画の救いでした。ビルは地獄に落ちて。

 

・完全空想のミュージカル

ミュージカル映画であることは知っていたのですが、まさか「現実をミュージカルで表現しているのではなく、ミュージカルシーンは全て主人公の頭の中の空想」だとは思わなくて面食らいました。

初めてのミュージカルシーンは工場でセルマが仕事中に空想に耽ってしまうところでした。曲が終わったあと彼女は明らかにハッと覚めた顔をしていて、しかもその後耽っていたことが原因で大きなミスをしてしまう。つらい。ミュージカルシーンですら楽しめたもんじゃない。

ジェフとの線路の上でのミュージカルシーンは、風景も綺麗だし歌詞も切なくて好きでした。

ビルを殺害した後のミュージカルシーンは混乱したセルマが必死に自分を落ち着かせているようで本当に見ていられなかったです。

 

・ラストに引き込まれた

死刑が決まった後からの演技は本当に迫真で惹きつけられました。辛いのに目が離せなくて、息を呑んで見ていました。

107歩のミュージカルシーンは残酷かつこの作品の中でも一番にくるものがあって、緊迫感で潰れるかと思いました。

最後の歌ははじめてセルマの歌が空想ではなく現実で歌われたシーンだと思います。凄く好きなのですが、歌の途中に死刑が執行されて無音の世界にセルマの首吊り死体がぶら下がっている画はこの映画の最悪を表していて軽くトラウマです。

 

・おわりに

強烈に記憶に残る名作だけど、とても体力を使うので二度目は見れるかわかりません。ビルの顔を見たくないのでもう見ないかもしれないです。

ラストの緊迫感は随一でした。

もう一つの結末で「ジーンの手術が失敗したのを知ったセルマが絶望の中死んでいく」というのがあったらしいのですが、それはさすがにやりすぎだろと思いました。

 

おわり

【スーパー振り切り男】イエスマン

とにかく楽しい気分になれる映画が見たくて、Twitterで出てきた「イエスマン」を視聴しました。

以下、作品情報と感想です。ネタバレは特にありません。

 

イエスマン〜YESは人生のパスワード〜/Yes Men (2008)

監督:ペイトン・リード

ジャンル:コメディ

あらすじ:後ろ向きで笑顔の少ない日常を送っている男カールは、ある日知人に薦められたセミナーでイエスマンの講座を受けた日から何にでも「イエス」と答えるようにすると、日常は今までと一変していった。

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感想:楽しめたし、面白かった。

元々「全てにイエスと答えたらどうなるか」というテーマに興味があったので、ひとつひとつのエピソードが実際にありそうでとても面白かったです。

(後から調べたら実話を元にしているそうで、それを知って一層良いと思った)

 

ここまで振り切れる?ってくらい元のネガディブ人間が180度変わったポジティブ人間になって、その調子に乗りっぷりが面白いです。

主人公は融資の会社に勤めていて、言ってしまえば「お金を貸してください」と頼んでくる顧客に「ノー」と返す仕事をしているわけなので、一番初めのその仕事のシーンが出てきたときに後の展開を想像してすでにウケました

 

全てにイエスと答えるせいで、追い回されてるのに「止まれ!」と言われたら「はい!」と言ってその通りにしてしまうシーンが一番好きです。

 

あと基本的に登場人物がみんな良い人なのがコメディらしい平和な世界で良いです。

 

こういったコメディ映画をあまり普段好んで見ない自分が途中で飽きることなく完走できたので、楽しい映画がみたい時におすすめしたい作品になりました。

 

おわり

【最悪も含めて名作】セブン

Twitterで映画について検索した時よく題名を目にするので「セブン」を視聴しました。

前情報は特になかったです。

以下、作品情報とネタバレありの感想です。

 

セブン/Se7en (1995)

監督:デヴィッド・フィンチャー

ジャンル:サイコ・サスペンス

あらすじ:キリスト教における、七つの大罪をなぞらえた連続殺人事件の犯人をベテラン刑事サマセットと、新人刑事のミルズが追う。

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感想:凄く面白かった

少し前の映画だとは思えないくらい映像が綺麗で、画の雰囲気がとても好きでした。

犯人の隠されたメッセージを見つけていくくだりや、取り巻く人間の心情など、物語の運び方がとても面白かったです。

ラストは正直エンドロールが流れるまでこれで終わりだと認められなかったくらいショックを受けたのですが、それも含めて名作だと思いました。

 

・殺害方法が普通にエグい

初手から殺害方法がかなり手が込んでいる上にかなり悪質なもので軽く引きました

被害者がかなりの肥満体型だったのでそれを揶揄する言葉も出るのですが、普通に本人の周りでそれを言い合ってるのが初っ端からだいぶブラックな絵面で、今思うとそこからすでにセブンの世界に入り込んでいたように思います。

 

・ミルズとサマセット

若く感情的なミルズと、定年間近で冷静なサマセットの真逆な二人の違いがとても良かったです。

二人の仲というよりも、それぞれの人となりというか、性格であったり人生観であったりが各所のセリフに現れていたのが好きでした。

特にサマセットという数十年刑事をした末に世の中に辟易してしまう男の含蓄のあるセリフは全シーンくるものがありました。

 

・最悪のラスト

七つの大罪になぞらえた連続殺人事件ということで、この罪はどんな殺害方法で出てくるんだろう想像しながら見ていました。

嫉妬と憤怒を残した状態で物語がラストへと進んだとき、どんな終わりになるのかと想像できませんでした。嫉妬と憤怒の死体を想像できるだけの伏線はなかったように思いますし、主人公二人は罠だと言いますがどんな罠かは彼らにも想像がつきません。

ジョン・ドウの言う場所に着いてからトラックが来て、四角い箱が出てきたときめちゃくちゃ嫌な予感がしました。

最悪の想像がいよいよ本当になってしまったとき、思考は完全に混乱していたと思います。

文にしようと思ったんですけど、まともな文にならなかったのでまんま見ながら思っていたことを載せます

 

は?え……いや、いやいや……え?マジ?え?何??え?撃つの?え?マジで撃つの?え?これ撃つの?え?え?ミルズの顔ヤバ……え…撃………

「ーこの世界は素晴らしい。戦う価値があるー」

……………エンドロール、流れたんですけど……………………。

 

・おわりに

直前までミルズが撃たないという選択肢もあったにも関わらず撃って終わったのがあまりにもバッドエンドすぎて……。

妻を殺され犯人を殺したミルズが闇堕ちしていないことを祈るばかりです。

世の中に辟易し刑事を辞めようとしていたサマセットが最後戦う意志を見せたことだけがこの物語のラストにおける唯一の希望だと思いました。

めちゃくちゃ良い作品で面白かったです。

 

おわり

【面白パニック映画】ミスト

鬱映画が見たくてよく名前があげられる有名映画「ミスト」を視聴しました。

事前に知っていた情報は"ラストに何かある"ということだけです。

以下、作品情報とネタバレありの感想です。

 

ミスト/The Mist (2007)

監督:フランク・ダラボン

ジャンル:SFホラー

あらすじ:デヴィッドが8歳の息子とスーパーで買い物をしていると、鼻血を流した男が「霧の中に何かがいる」と店内に逃げ込んできた。外はたちまち濃い霧で包まれ、人々は置かれた状況の異常さを察していく。

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感想:めちゃくちゃ面白かった

 

鬱映画としてよく語り草になるこの映画、確かにめちゃくちゃショッキングなラストだったけど、ラストに向かうまでのパニック映画としての内容がそもそも凄く面白くて、名作と言われ長年の人気を博しているのもその為なんだろうなと思いました。

心的ダメージは思っていたよりなくて、というのもあまりにラストが鬱展開であることが有名なので「なるほど確かにこれは鬱だわ」という納得感が5割くらいあったからだと思います。

なので最終的な印象は"バッドエンドの名作パニック映画"という感じで、とにかくとても面白かったです。

 

・登場人物のこと

主人公デヴィッドは、彼みたいな「どう考えても無茶な場面でも己の正義感のもと突き進む人間」が良い悪い正しい間違ってる関係なく好きなので、見ていてめちゃくちゃ楽しかったです。

狂信者カーモディはキャラクターとしては別にだけど物語の役割としては好きで、初めは彼女を嫌っていた人々が不安や恐怖から狂信者へと変わっていく様子は集団パニックものっぽくて大好物でした。

触手関連で居たおっさんが、クズ→デヴィッド一味→狂信者にコロコロポジションチェンジしていったのはウケました。

推しのオリー(初期の方からデヴィッドに協力し、銃を扱える者としてその射撃力で活躍する)が車に乗る前に脱落したところだけは唯一ガチでショックでした

 

・作中で好きなシーン

最初の方の、紐を腰に巻いてスーパーの外へ出るおじさんのシーンがかなり好きです。しばらく歩いたところで紐がグンと明らかに何者かに引っ張られ、やがて抵抗を無くす。恐る恐る回収していくと血がべっとり塗られた箇所が現れて、しまいには紐を巻いていた腰の部分だけがスーパーの前に引っ張られてくる、といういない何者かの恐怖をその場の全員で共有する感じが気味が悪くて一連の流れ全部好きです。

軍の兵隊がカーモディ扇動のもと狂信者たちに胴を刺され担ぎ込まれてスーパーの外へ放り出されてしまうシーンは、まさに人間の怖さって感じで好きでした。彼の泣き叫ぶ顔や血で塗られた手形がドアに残るのも悲惨。

地味に好きなのがずっと息子を見ていてくれていた中年の女性が人々が寝ている間に自殺してしまうシーンで、「自分があの場にいたらどうしていたんだろう」ということを考えさせられたので強く印象に残ってます。

 

・有名かつ最悪なラスト

スーパーから街の外まで様々な犠牲を払って命からがら逃げ出したのに希望のきの字もないどのろか今までとは比べ物にならないサイズのデカい奴が現れた瞬間「あ、終わったな」と思いました。あんなんがうろついてて安全な場所なんてあるわけないだろ

ガス欠して銃を出したときは「もうそうするしかないよな」って感じでした。一人だけ地球外生命体に自ら殺されるという選択肢を取ったデヴィッドはやっぱり最後まで主人公だったと思います。

霧が晴れて軍の戦車が現れたとき、車内での集団自殺のことよりも、彼らが命をかけて戦ったスーパーマーケットでの出来事がとてもちっぽけな小さな世界での杞憂だったということを知らされたのが一番ショックでした。

スーパーマーケットでの地球外生命体との戦いや、人同士の争いで落とした命があまりに報われなくて………。

 

・おわりに

内容や展開が好みだったし片時も飽きることなく非常に面白かったです。

ミスト、最高ー!

 

おわり